老犬・老猫の介護でよくある悩みと工夫

老犬・老猫の介護は、日によって悩みの中身が変わっていきます。 ここでは多くの飼い主さんが直面しやすい悩みを「寝る」「食べる」「飲む」「呼吸」「見守り」の5つに分けて、 今日から試せる工夫を紹介します。体調に不安を感じたときは、ここに書いてあることより先に、動物病院への相談を優先してください。

① 床ずれ

寝たきりに近い子は、2〜3時間おきの寝返りが基本と言われています。 ただし、夜間まで無理に続ける必要はありません。飼い主さんの睡眠を削ってまで頑張らなくて大丈夫です。

※これらは一般的な工夫の紹介です。すでに皮膚が赤くなっている・傷になっている場合は、自己判断でケアせず動物病院に相談してください。

② 食事の姿勢

食べこぼしが増えてきたら、食器を床から10〜15cmほどの台に乗せてみてください。 首を下げた姿勢での食事は飲み込みづらく、誤嚥につながりやすいと言われています。 専用グッズを買わなくても、100均で手に入る踏み台などで十分なことが多いです。

食事そのものが進まない場合の工夫は、食べないときの工夫で詳しくまとめています。

③ 水分

水を飲む量が減ってきたと感じたら、次の順番で試してみてください。

※これらを試しても飲む量が戻らない、飲まない日が続く場合は、様子を見ずに受診してください。

④ 呼吸が苦しそうなとき

室温を管理していても、体調の変化は呼吸に出やすいと言われています。まずは呼吸数を数えてみてください。

呼吸が苦しそうな様子は、まず受診が最優先です。そのうえで、獣医師の指導のもとで 在宅酸素(ペット用酸素室のレンタルサービスなど)という選択肢を提示されることもあります。 これはあくまで獣医師の判断・指導のもとで検討するものであり、自己判断で機器だけに頼るものではありません。

⑤ 夜間の見守りと飼い主の休息

夜間の見守りを一人で抱え込むと、飼い主さんの体力が先に限界を迎えてしまうことがあります。 家族や周囲と交代できる時間を作る、見守りカメラなどの便利グッズに頼るなど、休める工夫を取り入れてください。

「ちゃんとやれてない」と思う日ほど、実はちゃんとやれていることが多いです。 完璧な介護よりも、あなたが倒れないことが一番の介護です。

よくある質問

老犬の床ずれはどう防ぐ?

2〜3時間おきの寝返りが基本と言われています(ただし夜間は無理をしなくて大丈夫です)。低反発マットに加え、骨が出っ張っている部分にドーナツ状に巻いたタオルを当てておくと負担が軽くなることが多いようです。すでに床ずれができている場合は自己判断でケアせず、動物病院に相談してください。

シニア犬の呼吸が速いときは?

安静にしている時の呼吸を15秒数えて4倍し、1分あたり40回を目安に、それを超えるようなら注意してください。苦しそうな様子が続く・悪化する場合は、様子を見ずに受診を最優先してください。

介護がつらいときはどうすれば?

一人で抱え込まず、家族や周囲と交代する・便利グッズに頼るなど、休める工夫を取り入れてください。「ちゃんとやれてない」と思う日ほど、実はちゃんとやれていることが多いです。完璧な介護よりも、あなたが倒れないことが一番の介護です。

あわせて読みたい